中希望が丘のコミュニティ工房「クリエ」(【電話】045・459・6358)が木工作業を楽しむ人たちの憩いの場となっている。
よく訪れるという林守洋さん(62)=善部町=は「自宅だとほこりが舞い上がったり、片づけが面倒だったりでなかなか作業ができない。ここだと、仲間と話しながらできるし楽しい」と、この日は使わなくなったスノーボードの板で椅子を製作していた。1日500円で工具などを利用でき、コーヒーを楽しむカフェスペースも。作業について相談する姿も見られる。
クリエは住まいの維持をするための知識や技術を持つ人材を育成する(一社)日本ハウスメンテナンス協会の事務所を兼ねて、昨年9月にオープン。同協会では定期的に「ハウスメンテマスター検定」を実施しており、資格を取得した人は有償ボランティアとして地域の建物修理に携わることもある。
工房は、元はスナックで20年以上空き店舗だった。昨年4月から「ガンガンプロジェクト」として会員総出で改装工事を開始。シャンデリアやソファを撤去し、天井や床、壁など全面リフォームを敢行した。会員たちにとっては実習を兼ねた作業となったようだ。
工房長の五味義次さんは「障子や襖の修理などちょっとした作業でわからないことがあったら、気軽に相談しにきてほしい」と話している。開所日は月・火・水曜日の午前10時〜午後4時。
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