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旭区版 掲載号:2014年10月30日号 エリアトップへ

文部科学大臣賞に選ばれた中尾小の学校歯科医を務める 江口 康久万(やすくま)さん 中沢在住 55歳

掲載号:2014年10月30日号

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児童の健康 口から守る

 ○…「全日本学校歯科保健優良校表彰」で、日本全国の小学校から3校だけが選ばれる文部科学大臣賞を受賞した中尾小。同校の学校歯科医として、四半世紀にわたり児童の歯を見続け、口から健康を守るため指導を行ってきた。それだけに、「甲子園で優勝したような気分。すごく嬉しい」と喜びを表現し、「学校と保護者の協力があってこそ」と感謝を口にする。

 ○…中沢小、万騎が原中の卒業生で旭区はまさに「地元」。「その時代は本当に子どもが多くて、中学は1学年14クラスだったよ」と懐かしそうに振り返る。歯科医を志したのは、「当時は歯医者が足りないという時代。器用だったから、それを生かしたいと思って」。学生時代に父親を亡くし、学費は家庭教師やビアガーデンのボーイなどアルバイト代で捻出した。卒業後、「やるんだったら早い方がいい」と28歳で独立。二俣川に「江口歯科・矯正」を開業した。ただ、独立後も多くの論文を書き続け、歯学博士の学位も取得。「大学に残った人には負けたくなかった」と負けん気をのぞかせる。

 ○…「やりはじめると、とことんまでやっちゃう。でも、完璧主義者じゃなくて心配性なだけ」。仕事もとことんまで突き詰めるが、忘れさせてくれる趣味が、歴30年のダイビング。多忙なスケジュールを調整して、沖縄の青い海に潜る。病院の待合室でその映像を流すほどだ。しかし、「趣味もいいけど、仕事を一生懸命やった方がみんな喜んでくれるからね」と苦笑いする。

 ○…中尾小の児童に虫歯などが少ないことに関して、「歯医者の商売的には首をしめているかもしれないね」と笑う。しかし、「医療には自己犠牲の精神が必要。地域の方の健康を守らなきゃいけないから」と意に介さない。学校歯科医としても、毎年新しいことに取り組む。「幸せは人それぞれ違う。でも健康でありたいっていうのは、みんなに共通している」。子どもたちの未来を見据え、歩み続ける。

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