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旭区版 掲載号:2014年11月27日号 エリアトップへ

自身の思いを表現したオリジナル童話を制作する 村上 邦江さん 中白根在住

掲載号:2014年11月27日号

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心のつぶやき まっすぐに

 ○…「童話は心のつぶやき。誰にも言えない、でもどうしても納めていられないものを吐き出しているのかもしれない」。自作の童話を作り始めて4年、「優しさ」や「思いやり」をメッセージに書き続ける。完成したすべて手作りの絵本は毎回、近隣の小学校や親せき、友人に配布。「時間とお金がかかるけど、営利目的ではないから。主人からは『道楽だと思えばいいよ』と言われるの」と笑う。

 ○…以前は童話どころか、「手紙を書くのも面倒だった」という。しかし、今から4年前、障害を抱えながらも女性運動に参加するなど力強く生きた祖母の伝記小説を書いたことをきっかけに、文章を書く面白さに気付く。「朝起きる直前、『ガガガッ』とアイデアが湧いてくる」。まだ形になっていない、ストックされている作品も多い。毎日のように創作活動を続けており、「とても大変。でも、すごく楽しい」と、はつらつとした表情に充実感を漂わせる。

 ○…結婚後、横浜に移り住むまで東京の杉並区で育つ。父方の祖母が茶道の先生で、物心つく前から着物で茶室に正座をさせられていた。だが、当時「やらされていた」茶道は、現在ではライフワークに変わっている。自宅の一階は茶室になっていて、自分が教える立場に。「趣味として続けていくには、資格を生かして教えた方が自分の励みにもなるだろうと思って」と、屈託のない笑顔を見せる。

 ○…ハキハキと大きな声で話し、よく笑う。幼少時から結婚するまでは大人しかったそうで、「今は180度変わった。自分でもびっくり。それしか取り柄がないの」と、また笑う。「言いたいことを言えないと損だなと思う」と語るように、自身の作品は書きたいと思うものを、技巧を凝らさず、人の目を気にせず、心にあるものをまっすぐに、ねじまげることなく表現する。「童話は書き続ける。一生書き続ける」と、言葉に力を込めた。

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