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旭区版 掲載号:2014年12月25日号 エリアトップへ

戦争体験を語り継ぐ若葉の会 最後の講話集を刊行 講演活動は今後も継続

文化

掲載号:2014年12月25日号

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完成した講話集を手にする会員ら
完成した講話集を手にする会員ら

 若葉台の有志グループ「戦争体験を語り継ぐ若葉の会(片岡正会長)」が、講話集『若い世代へ語り継ぐ戦争体験〜平和への思い託して〜』の第10集記念総集編を刊行した。13年間の活動をまとめた一冊で、講話集としては最後となる。地域で行う講話会は、今後も続ける予定だ。

 平和の尊さ、戦争の悲惨さを若い世代に伝えようと活動する「若葉の会」。若葉台中や星槎高校などで、会員が講師となり自らの戦争体験を語る講話会を行ってきた。講話集は、その講話会で話した内容と生徒の感想がまとめられている。

 2005年から毎年1冊ずつ刊行してきた講話集。希望者への販売のほか、図書館や各中学校などにも配布している。しかし、10冊目と区切りを迎えたことや、号を重ねて講話内容が重複することを考慮。記念総集編を最後に、今後は刊行しないことを決めたという。第10集の記念総集編には、会員39人(うち逝去5人)の講和各1編と、生徒の感想文が収録されている。

 一方で、講話会の活動は続けていく予定だ。現役講師の平均年齢は84歳と高齢化が進むが、会員からは「生きた言葉で経験を伝えることが大切」「当時の自分たちと、今の中高生の年齢が重なる。『同じ世代』として響くのでは」と、前向きな言葉が聞かれる。

 講話集を多くの人に読んでほしいというのは、会員共通の意識だが、「ああしろ、こうしろと決めつけはしない」のが同会のルール。片岡会長は「戦争当時は今と違った。平和の意味をわかってほしい、良さを知ってほしいという使命感でやってきた」と思いを語る。

 第10集総集編(B5版230ページ)は1部1000円(送料別)。購入希望者は片岡さん【電話】045・922・3327へ。

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