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旭区版 掲載号:2015年5月6日号 エリアトップへ

首都圏26館で上映されている横浜プロモーションアニメを制作した 奥田 昌輝さん 市内在住 29歳

掲載号:2015年5月6日号

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一枚一枚に命吹き込む

 ○…若手アニメーション作家支援プロジェクト「第1回ハンドメイドアニメーショングランプリ」で横浜賞を受賞。これをきっかけに、市の依頼で横浜プロモーションアニメを手がけた。「仕事で依頼されて作ったものと違い、自分らしいテイストで作れたのが楽しかった」とにっこり。生粋のはまっ子とはいえ、イメージを掴むのに苦心。「三溪園は実際に足を運んだ」と、約半年かけて完成させた。

 ○…港南区出身。兄に連れられて地元の少年野球チームで汗を流した。「本当はサッカーがやりたくて、サッカー用のリュックにグローブを入れていた」と笑う。高校では軽音部に所属。サラリーマンにはなるまいと、ミュージシャンにあこがれた時期もあったが、芸術への興味から多摩美大へ進学した。ある日、学内で偶然足を運んだ上映会。「平面的というイメージを覆す、立体感と質感にあふれた作品に魅せられた」と、アニメーションを学び始める。

 ○…東京芸大大学院在籍中、ガムが好きな嫌われ者の小学生を描いた短編アニメ『くちゃお』がスペインの映画祭などでグランプリに選ばれた。既存の音楽に合わせて映像を作るのではなく、歌も一から自作して素人の子どもに歌ってもらった。「正しいものや美しいものはつまらない。負の方が面白い」とニヤリ。メタモルフォーゼという、登場人物や背景が変形しながらシーンが移り変わる技法を巧みに使う。「アニメーションの基本みたいなもの。一枚一枚が重なることで動いていく過程が楽しい」と目を輝かせる。

 ○…「住む環境が作品に影響を与えることはよくある」。神奈川区で暮らして1年半。隣近所で出会ったユニークな人や気になる人は、材料として頭の引き出しにしまっておく。今は新作のアイデアを膨らませる日々。「自分の絵は自分でしか描けない。自分らしい作品を作り続けたい」と、世界三大映画祭入賞の主人公となる日を思い描く。

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