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旭区版 掲載号:2015年5月14日号 エリアトップへ

「横浜・人・まち・デザイン賞」を受賞した四季めぐり号を運行するふたえ交通の代表取締役 篠崎 智雄さん 旭区在住 80歳

掲載号:2015年5月14日号

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感謝込め、地域の足に

 ○…旭中央地区で地域とともに取り組むコミュニティバス「四季めぐり号」の活動が、横浜市から評価された。「地域とどうつながっていくかという『つながり』をテーマに進めてきた。高齢者が表にでるきっかけになっていればうれしい」と話す一方、「バスの運行には大変な責任を痛感している。安心・安全を徹底し、事故は絶対に起こしてはいけない」と事業者として気を引き締める。

 ○…旭中央地区で長年検討されていたコミバスの運行。採算性の不透明さなどから事業者はなかなか決まらず、事業は難航。タクシー会社のふたえ交通にも当初から依頼は来ていた。「最初から採算が取れるなんて考えてない。怖かったのは、事故のこと」。経験のないバス事業。多くの命を乗せたバスで、事故を起こすことなく運行できるだろうか―。人一倍強い責任感が決断を悩ませたが、最後には地元への感謝の気持ちが背中を押した。「地域の皆様はうちのお得意様で、会社を支えてくれた。少しでも地域に貢献したかった」と地元への思いを口にする。

 ○…生まれも育ちも旭区。二俣川小出身で、鶴ヶ峯中学校1期生だ。公衆浴場などさまざまな事業を経て、1971年にふたえ交通を立ち上げた。当時は二俣川駅周辺にタクシー会社はなく、自家用車は高額で今ほど普及していない時代。「地域の足をつくりたい」そんな思いが始まりだった。「毎日違う人を乗せて、変化のある仕事。いろんな出会いがあって、飽きないよ」と笑う。

 ○…昨年末に階段から転倒し、足を骨折した。3カ月の療養生活を余儀なくされ、会社が始まって以来初の長期休暇となってしまった。休んでみて改めて知ったのが、働く喜び。「働けることは、とても幸せなこと。こんなに幸せなことはない」と日常のありがたみを噛みしめる。日々の出会いに感謝の思いを込めながら、今日も「安心・安全」を掲げ、地域の足となる。

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