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旭区版 掲載号:2015年5月28日号 エリアトップへ

旭区水墨画会で会長を務める 水谷敞一(ひさいち)さん 中白根在住 82歳

掲載号:2015年5月28日号

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尽きぬ美への探求心

 ○…「水墨画は白と黒だけじゃない。墨の濃淡、かすれ、にじみなどで無限の色を表現できる」。これまで描いてきた作品の中には、文部科学大臣賞や東京都知事賞などを受賞したものも。主な題材として風景を好み、国内のみならず、以前は海外にも足を運び様々な景色をスケッチした。「自然を体感し、そこからくる感動」を作品に表現する。

 ○…旭区水墨画会では講師の一人として会員を指導する。活動は月に2回。自ら手本を示し、それを元に会員が描いた作品を添削、批評する。同会の会員について「熱心な方が非常に多い。一つの作品を仕上げる時間も早くなっている」と嬉しそうに話す。また、水墨画を人に教えることに関しては「趣味を生きがいにできる機会を与えていただき、ありがたいと思っています」と日々の充実感をにじませた。

 ○…「子どものころから暇さえあれば絵を描いていた」。生まれは名古屋。高校の時は美術部に所属し水彩画をよく描いた。東京の大学で学び、再び名古屋に戻り機械メーカーに就職。その後、相模原で当時創業したばかりの建築機械メーカーの求人を見て転職を決意する。「新しくできた会社に魅力を感じた」。その後、旭区に家を建て、会社が週休二日制になった頃から本格的に水墨画を学び始める。学生時代からテニスなどの運動にも汗を流したが、落ち着いた先はやはり「絵」だった。「趣味が仕事の良い息抜きになりました」と当時を懐かしむ。

 ○…何を描いたらいいのかわからないスランプの時期も。そんな時は美術館に行ってたくさんの画家の絵を見る。「自分の未熟さが創作意欲につながっていくんです」。雅号は「蝸人(かじん)」。「蝸(かたつむり)は後ろに下がらないでしょ。ゆっくり、でも確実に前へ進んでいく。そういう思いを込めたんです」。満足のいく作品への道のりは「一生かかる」と考えている。まだ見ぬ理想の作品へ挑戦は続く。

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