神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
旭区版 掲載号:2015年6月18日号 エリアトップへ

神奈川県水墨画美術展実行委員会の実行委員長を務める 吉原妻杞(つまこ)さん 今宿西町在住 77歳

掲載号:2015年6月18日号

  • LINE
  • hatena

感謝の心で筆を執る

 ○…「誰かに絵を認めてもらうことは嬉しいこと。地元で絵を描いている人の励みになるように」と3年前に神奈川県水墨画美術展実行委員会を自ら設立した。「満足のいく絵が描けた時の嬉しさは言葉にできない」と満面の笑みを見せる。今回で第3回を迎える同展には、広島や金沢など県外から出品される作品も多いという。「美術展が画家の皆さん同士の良い交流の場になれば」と同展の開催に意欲を見せる。

 ○…水墨画を描き始めたのは60歳を過ぎてから。以前は登山に夢中になっていたが、ある時、急な坂道で足を滑らして半月板を痛めてしまった。「脚を悪くして山に登れなくなってから、何かしようと始めたのが水墨画でした」。それまでの書道の経験を生かし、「同じ筆と墨で今度は絵を描いてみたい」と気軽に始めた。最初は近所の水墨画教室に通って腕を磨いていたが、今では今宿西地域ケアプラザをはじめ4つの水墨画教室の講師を務める。

 ○…福岡県の生まれ。機械の設計士である夫とは、夫が出張で福岡を訪れた時に出会った。その後、結婚を機に旭区へ移り住む。「福岡に比べて食べ物の味付けが濃く、最初は慣れずに苦労した」と笑いながら当時を懐かしむ。しかし、「人は温かいし、友達もたくさんできた。住めば都です」と今の旭区での生活を幸せそうに話す。

 ○…毎日活発な活動ができる裏には、家族の支えがある。同展の開催準備にあたっては、夫が案内状などをパソコンで作ってくれた。「主人がいなかったら、美術展はできない。感謝しています」。福岡に住む長女も母の影響を受けて水墨画を始めた。「娘も毎年美術展の手伝いをしてくれます」と話す表情は嬉しそう。同展では自らの雅号から名付けた個展、「瑞傍(ずいほう)展」を同時開催する。「絵というものは、楽しく描かなければならない」。尽きることのない創作意欲をこれからも筆に込め続ける。

株式会社 宝興産

土地、建物、アパートのことなら 信用と誠実 地元の当社に

http://www.takara-k.co.jp/

<PR>

旭区版の人物風土記最新6

真山(さのやま) 英二さん

一般消費者向けのセミナー「失敗しない老人ホームの選び方」の講師を務めた

真山(さのやま) 英二さん

二俣川在住 50歳

3月28日

乾 充さん

4月1日付で横浜市旭区民文化センター・サンハートの館長に就任する

乾 充さん

二俣川在住 60歳

3月21日

志澤 希久子さん

古着や古布をリサイクルするファイバーリサイクルネットワークの副代表を務める

志澤 希久子さん

今宿在住 85歳

3月14日

牟田 茂男さん

福島第一原発事故を題材に、絵本の原画展を開催している

牟田 茂男さん

善部町在住 73歳

3月7日

佐々木 盛夫さん

改築された二俣川ニュータウン駐在所に勤務する

佐々木 盛夫さん

今宿在住 53歳

2月29日

並木 麻衣さん

NPO法人日本国際ボランティアセンターの広報担当を務める

並木 麻衣さん

旭区在住 39歳

2月22日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 7月20日0:00更新

  • 6月22日0:00更新

  • 6月15日0:00更新

旭区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook