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旭区版 掲載号:2015年6月25日号 エリアトップへ

NPO法人全日本育児普及協会の代表理事・会長として活動する 佐藤士文(しもん)さん 港南区在住 38歳

掲載号:2015年6月25日号

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育児で世の中を幸せに

 ○…2011年、第1子の長男誕生をきっかけに、7カ月間の育児休業を取得した。大企業に勤務していたが、男性社員の育休取得は初ケース。同僚たちからは驚きの声も多かったが、それが「衝撃」だった。2011年度で日本の男性の育休取得率は2・63%。周囲の反応とその現実が「育児の楽しさをもっと拡げたい」という現在の活動の原点になった。

 ○…長男誕生前、市の「横浜イクメンスクール」もプレパパとして受講。子どもが好きで好奇心が強いタイプなため、未経験の育児は楽しみで仕方がなく、育休取得に迷いはなかった。長男が生後6カ月のとき、育休がスタート。立ったまま抱っこしないと泣いてしまう長男と過ごして思ったのは「暇だな…」。試しに趣味のサルサ音楽を流し、抱っこしたまま踊ってみると、すやすや眠る長男の姿に気が付いた。「赤ちゃんや家族と一緒に楽しくサルサを踊って、家族の絆が深まれば―」。この経験から考案した「ベビーサルサ」は自身の育児普及活動の柱となる。

 ○…育休中から活動を始め、イベントや保育園でのベビーサルサ講師、講演会の登壇依頼を受けるように。より本格的な活動を目指し、12年にはパパ友らとNPO法人「全日本育児普及協会」を設立。翌13年度からは市の「パパスクール」事業を受託し、14年度には市内9区で開催。その活動は大学や他県での講演などにも拡がりを見せている。

 ○…男性が育児を積極的に行うきっかけとして「大変よりも楽しい、という面をPRしたい。社会的には法改正が鍵になる」と指摘する。男性の育休取得や時短勤務を職場が侵害する「パタニティハラスメント」問題の市民プロジェクトも今年4月に立ち上げた。自身は育児で価値観、想像力が広がり、人生が大きく変わった。「命の大切さを知ることが自分を成長させ、身近な人、世の中をも幸せにする」。その信念が活動への情熱に火を灯す。

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