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旭区版 掲載号:2015年7月30日号 エリアトップへ

大池公園を舞台にした小説を執筆した 平岡 なをさん 南本宿在住 59歳

掲載号:2015年7月30日号

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諦めなくて良かった

 ○…大池公園(こども自然公園)を舞台にしたラブコメディ小説『恋の始まり・ランドセル・ミッション』が5月末電子書籍化された。物語の中に同公園を取り上げた理由を、「息子の小学校の行事で大池公園の田んぼの作業が印象的だったので」と話す。作品の中では、公園を舞台に、主人公の女の子がイケメン刑事と、学校のランドセルの盗難事件を追う姿をユーモアたっぷりに描く。

 ○…「諦めなくてよかった」。テレビドラマなどのシナリオや小説の執筆をしては、コンクールなどへの応募を繰り返した。作品が評価されない日々が続いたが、それでも執筆活動は止めなかった。そんな時、過去に書いた小説が印刷会社の目に留まり今回の電子書籍化につながった。「感無量です」と嬉しそうに話し、「大切なのは続けること。そうしたらいつか思いもよらないチャンスがやってくる」と笑顔を見せる。

 ○…東京に生まれ、4歳の時から保土ケ谷区に住み始めた。結婚後、旭区に家を建てた。執筆活動を始めたのは11年前。以前からテレビドラマのシナリオなどに興味を持っていた。息子が中学生になった時、「今しかない」とシナリオ作りへの挑戦を決意。青山にあるシナリオセンターで脚本を学び始めた。2011年には、葬儀会社などが主催する、「今は亡きあの人へ伝えたい言葉」コンクールで銀賞を受賞した経験も。

 ○…小学生の時、大きな病気にかかった。そのことで、当時は悩みも多く、自分の内面と向き合う時間が増えたという。その経験は小説にも反映されている。大切にしているのは弱者の目線だ。「どんな人でも持っているコンプレックスなど心の弱い部分」を登場人物に描き出すことで、「人の心の在り方を映し出せたら」。物語が進むにつれ、お互いの弱い部分を認め合い、前に進んでいく登場人物たち。その姿には、自身が考える人と人のつながりへの願いが込められている。

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