南希望が丘中学校PTA広報委員会が編集した広報紙「南希中」がこのほど、平成26年度横浜市PTA広報紙コンクールで会長賞を受賞した。校外での活動なども積極的に取材する紙面づくりなどが評価された。
同コンクールは横浜市PTA連絡協議会が主催。市立小中高校と特別支援学校で昨年度に発行された広報紙が対象となる。今回は市内から100校が応募。優秀な広報紙に贈られる会長賞には、12校が選ばれた。そのうちの小中10団体は、市代表として全国コンクールへ推薦される。
広報紙「南希中」はボランティア活動や地域クリーン活動など、身近な活動を多く取り上げる親しみやすさなどが評価された。広報委員長の高崎継民(けいみん)さんは「苦労した面もあったけど、頑張った甲斐があった。本当にうれしい」と受賞を喜んだ。
南希中のこだわりは、生徒の臨場感ある表情を少しでも多く載せること。体育祭と合唱祭の記事を掲載した11月25日発行の第56号では、約180点の写真を使用した。写真撮影を担当する二階堂恵さんは「小さくてもいいから、たくさん載せるようにしていた。『ここに写ってる!』って見つけられると楽しいから」と話す。副委員長の本木裕子さんも「学校のことを知らない1年生の保護者に、年間を通して雰囲気をわかってもらえるような広報紙を目指していた」と声を揃える。
制作・印刷を担当した「ラ・シード」の吉野雄一さんは「広報委員会の皆さんは、その年の特色などを考え、『今年ならではのものを作ろう』という強い思いを持っていた。制作担当としても、今回の受賞を大変うれしく思う」と話した。
広報委員の「特権」
PTA役員の中で、広報委員会は「大変そう」と敬遠されることもあるという。実際に、締め切り前には深夜までメールでやり取りすることなどもあった。しかし、普段見られない子どもの学校の姿に接することができる「特権」もあったと3人は振り返る。
高崎さんは「大変だったこともあったけど、とても楽しい一年だった。それぞれに得意分野があって、本当に頼りになる良いチーム」と笑顔を見せた。
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