再開発工事が行われている二俣川駅南口地区で12月17日(土)から、交通広場(バスロータリー)の運用が始まる。これに伴い、これまで仮設のバス乗り場であった西友二俣川店前のバス停は閉鎖される。
二俣川駅南口地区市街地再開発組合によると、運用が開始される交通広場には、バスの乗降所のほか、タクシーの乗降所も設けられる。さらに、二俣川駅の改札と交通広場をつなぐ階段が整備され、24時間通行が可能になる予定。同じく24時間使用可能なエレベーターも設置される。また、一般車・オートバイについては、同所への乗り入れや駐車、駐輪は禁止、転回の場合は現在使用されている仮一般車転回場を引き続き使うこととなる。
利用者からは期待の声
再開発工事が始まる以前は、駅直結の商業施設で2014年に閉館した「二俣川グリーングリーン」の前にあったバスロータリー。現在は、南口にある西友二俣川店前に仮のバス停が設置されており、昨年10月から使用されている。
同駅までバスを利用する左近山在住の男性(60代)は「西友で買い物をする人にとっては、仮のバス停は便利だろうが、駅から遠いのは不便」と話す。仮のバス停は駅から離れている上に、坂道を上る必要があり、高齢の利用者にとっては負担になっていたようだ。買い物や通院でバスを利用している善部町の女性(80代)は「足が悪いから坂道が大変。交通広場が利用できるようになれば、駅が近くなり嬉しい」と期待の表情を見せた。
二俣川駅南口の再開発は、旧グリーングリーン、旧YCV本社ビル、駅前ロータリーなどからなる約1・9ヘクタールの用地で計画されている事業。地上29階・高さ約99mの駅直結の高層マンション、店舗や地域ケアプラザなどが入居する地上11階・高さ約50mの業務・商業棟、さらに駐車場などが建設される計画。18年の完成を目指して現在工事が行われている。
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