左近山小学校で12月3日、同校の学校行事である「左近山フェスティバル」が行われた。6年3組の児童らは地域住民らと協力して、左近山団地の中に設置するベンチを製作。完成した6台のベンチは同団地内で再整備予定地となっている第3集会所の周辺に設置されることになるという。
同団地は団地再生事業の一環で、団地の再整備案を決めるコンペティションを今年1月に実施。団地のまるごと公園化を目指す「左近山ダンチパークプロジェクト」が選ばれた。同クラスは「総合的な学習の時間」を使い、左近山地域の未来をテーマに学習。プロジェクトの存在を知った後は、団地再生についての住民会議にも参加してきた。
今回のベンチ製作は、同プロジェクトの一環として、児童主体で行われたもの。校庭で行われた作業では、児童らが地域住民らと協力しながら丁寧にベンチを組み上げる姿が見られた。また教室では、これまで取り組んできた同団地についての学びを発表した。
児童たちが積極的に同団地の将来について考えていることについて「街の未来を変えようと、自分たちでさまざまなことに取り組んでいるのはとてもいいこと」と、同クラス担任の相澤仁哉教諭。同クラスの冨田映(あきら)さんは今回のベンチ製作を振り返って「楽しかった。達成感がある」と笑顔。また、ベンチ製作に訪れた人について「ただ、ベンチを作るだけでなく、これを通して左近山の現状について理解してもらえたら」と話した。
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