旭消防団(内田隆団長)がこのほど、消防団員確保により地域防災力向上に貢献したとして、高市早苗総務大臣から感謝状が贈呈された。市内ではほかに、山手(中区)、戸塚が受賞。神奈川県内の消防団では初めて。昨年12月28日には横浜市役所で、柏崎誠副市長=写真・左=への報告会が行われた。
総務大臣感謝状は、2015年4月1日から1年間で消防団員数が相当数増加した消防団と、熊本地震で活躍した消防団77団に贈呈。市内からは旭、山手、戸塚が受賞し、各団長らが12月20日に法曹会館(東京都千代田区)で開かれた贈呈式に出席した。
旭消防団は15年度に女性を含む団員を38人増加させた。現在は、今年3月末に退団する団員を見込んで、定数655人に対し、658人が所属する。
15年度に団員が増加した背景には、同年8月に若葉台で発生した火災が一つの要因としてあげられる。自治会や消防団が住人に対し、積極的に啓発した結果、2人だった同地域の団員が現在は29人までに増加した。また、旭消防団は女性団員が多いことも特徴。女性団員に保育士がいることから、活動時に託児できる仕組みづくりを行ったという。女性団員は、同年4月には66人だったが、現在は125人にまで増加した。
12月28日に行われた報告会で、柏崎副市長は「団員が揃わないと充分な活動ができない中、工夫して団員確保に尽力して頂き、感謝している」と話した。
内田団長は「常に充足率100%でいられることを目指している。今後も団員の確保は不可欠。心新たに取り組んでいきたい」と意気込みを語った。
旭区・瀬谷区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>