万騎が原中学校と希望が丘中学校のソフトボール部に所属する4人が、女子ソフトボール日本代表チーム(U14)と神奈川県選抜チームのメンバーに、それぞれ選ばれた。日本代表は1月14日から台湾遠征を実施している。
「自分でも驚いています」と話すのは、14歳以下で構成される日本代表チームに選出された万騎中の吉村菜津子さん(2年)。昨年8月から関東、東日本、中央と厳しい選考会をパスし、代表17人の中に選ばれた。14歳以下の日本代表チームが結成されるのは今回が初めて。同チームは、公益財団法人日本オリンピック委員会が策定した国際競技力向上戦略に沿って立ち上げられたもの。選抜された選手らは、日本のソフトボールの将来を担う存在として、活躍が期待される。
日本代表チームは1月14日から20日までの期間、台湾遠征に出発しており、現地の代表チームと交流戦を行っている。万騎中ソフトボール部の監督を務める森木直行教諭は「トップレベルの中で、たくさんの技術を学んできてほしい」とエールを送る。吉村さんも「選ばれたからには全試合に出られるように強い気持ちを持って頑張りたいです」と気合十分。「目標は五輪選手になること」と夢を語った。
県代表「全国制覇目指す」
県選抜チームも、3月25日から開催される「第13回都道府県対抗全日本中学生女子ソフトボール大会」に向けて始動。区内からは万騎中の吉村さん、田中愛乃さん(2年)、田中愛里さん(1年)、希中の柴田愛美さん(2年)の計4人が県代表に選ばれた。
各都道府県の選抜チームが日本一を競う同大会。今年は東京都三鷹市で行われる。メンバーは、県の審査会などを経て、昨年11月に選出。2年連続で選抜メンバーに選ばれた万騎中の田中愛乃さんは「去年は全然試合に出られなかった。今年は出場できるように頑張りたい」とし、「目標は全国制覇」と意気込む。初選出の田中愛里さんは「裏方の仕事が多いので先輩たちが自分のプレーを出し切れるように支えていきたい」と話した。希中の柴田さんは「チームの役に立てるように頑張りたい」と笑顔。大会に向けて、家でも素振りなどの努力を重ねている。
チームは昨年末から、練習や他県の代表チームとの交流戦を実施。県代表の監督を務める万騎中の森木教諭は「まとまりは非常にいい」と現段階でのチームの感触を話す。「(このまま良い流れに)のせていけば、いつもと違った結果が出せるのでは」。これまで全国ベスト8が最高だったという県代表。選手一人ひとりが悲願の全国制覇へ向け、今日も練習に汗を流している。
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