福豆で邪気を追い払う「節分祭」が2月3日、本村神明社(本村町)で実施された=写真。今年厄年を迎える男女らが、豆をまく「役方」として同神社の敷地内にある神楽殿の壇上に登ると、登場を待ち構えていた多くの来場者から歓声が上がった。役方の人が、豆や菓子などを勢いよく投げると、来場者らは手のひらや袋を頭上に掲げて、豆を受け取る姿が見られた。
同神社の豆まきに毎年来ていると話す二宮璃音(りおん)さん(小6)は今年、年女として豆まきに参加。大きな声で福を呼ぶ観衆に少し圧倒され「ちょっと怖かった」と苦笑いしながらも、初めての役方を楽しんでいた。
各企画も大盛況
今年の節分祭では、横浜南部市場の有志で組織された「愛と勇気とさんま実行委員会」もブースを出店した。東日本大震災の被災地で取れたさんまを焼いて配り、現地を支援する同会。宮城県・女川のさんま250匹を焼き、来場者に振る舞った。
また昨年に引き続き、神社境内ではキャンドルナイトイベントが開催。同企画は、横浜を拠点にキャンドルイベントを数多く手がける「油人」(ABURABITO)の今城竜也さんが中心となり開催された。後援は旭料飲喫茶事業組合。飲食店から出た食用廃油を再利用したキャンドルに、横浜昭和幼稚園の園児らと二俣川小学校の児童らが描いた絵が張られ、それを万騎が原中学校の美術部が境内に飾り付けた。日没後、境内は幻想的な光で包まれ、来場者を楽しませた。
同神社で宮司を務める伊佐地誠嗣さんは、今年の節分祭を振り返り「大勢の方に来ていただき、ありがたい限りです」と話した。
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