横浜・元町の老舗パン屋「ウチキパン」をモデルにしたショートフィルム(短編映画)『一粒の麦』(鈴木勉監督)が、同公式サイトでWEB公開されている。
これはアジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」(SSFF&ASIA)と、環境未来都市にふさわしいまちづくりを進める横浜市が共同で制作したもの。同作は、老舗パン屋の4代目店主が、創業当時の味を取り戻そうと奔走する物語。パン屋の店主を柄本明さん、フランスから来たパン職人、絵里子をシャーロット・ケイト・フォックスさんが演じ、元町や山下公園などおなじみの風景が登場する。
2月10日にみなとみらいブリリアショートショートシアターで行われた完成発表会には出演者やSSFF&ASIA代表の別所哲也さん、林文子市長が顔を揃えた。同作品の監督を務めた鈴木勉さんは、「日本のパン文化を生み出した横浜に小麦畑があるという驚きから、作品づくりが始まった」と説明。林文子市長は「18分弱という短い中に、横浜の歴史と魅力、人々の想いが凝縮された作品になっている」、別所さんは「『パンが笑っている、泣いている』というフレーズが気に入っている」と話した。
ウチキパンの実際の店舗も撮影に使われた。パン作りの技術指導を行った同店工場長の打木豊さん=写真右=は、「今日も働いていた場所が映画になっているのが不思議。泣いていると言われないパンを作らなければ」と意気込みを語った。
公式サイトでは作品のほか、シャーロットさんや柄本さんが横浜について語るメイキング映像、打木さんのインタビューも見ることができる。http://www.shortshorts.org/yokohamamirai/
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