神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
旭区版 公開:2017年5月11日 エリアトップへ

横浜緑ケ丘高校出身で四季株式会社(劇団四季)の代表取締役社長を務める 吉田 智誉樹(ちよき)さん 南区在住 52歳

公開:2017年5月11日

  • LINE
  • hatena

前向きになれる演劇を

 ○…劇団四季初となる「オペラ座の怪人」の横浜公演を8月まで開催する。横浜での長期公演は「キャッツ」以来約4年ぶり。「1983年に都内から青葉区に移って以来、横浜は劇団四季の本拠地。一度観に来られた人が繰り返し来られるような良い舞台を創りたい」と笑顔で語った。

 ○…南区の出身。横浜緑ケ丘高校に進学し、学校の最寄り・山手駅で小学生の頃仲良くしていた”兄貴分”の先輩に勧誘され、演劇部に所属する。それまで演劇経験がなく、初めは恥ずかしさがあったが、本番に向け大勢の人が集中する姿に魅かれた。「人生を決定づけた3年間だった」と当時を振り返る。高校2年時に劇団四季の公演を観劇した際、創設者の一人で前社長の浅利慶太さんと居合わす不思議な縁もあった。「浅利さんは全然覚えていませんでしたけど」と苦笑い。

 ○…慶應義塾大学を卒業後、エンターテインメントとしての演劇発展の可能性を感じ劇団四季へ。「チケットを売ることが仕事の最終地点」という劇団の方針のもと、営業からキャリアをスタートした。その後は札幌から福岡まで全国各地で主に広報宣伝関連を担い、14年から現職を務める。一番の思い出は92年に北京や長春など中国4都市でミュージカル「李香蘭」の公演に携わったこと。日本人でありながら、中国人女優として日中の戦中戦後を生きた女性の波乱の生涯を描いた作品を、当時の中国で上演するのはとても緊張したと振り返る。それでも公演は成功をおさめ、演劇を通した文化交流の可能性を確信したという。

 ○…「演劇は社会が豊かであるからこそ成り立つのであり、その恩恵を忘れてはならない」という劇団の教えを大切にする。今後は作品の創作体制を整え、劇団の外部とも積極的に協力していきたいと話す。「作品を観た人が『また明日から仕事を頑張ろう』と前向きになれるようなものを創りたい」と意気込んだ。
 

旭区・瀬谷区版の人物風土記最新6

寺澤 慶さん

左近山団地の学生団体「サコラボ」の代表を4月から務める

寺澤 慶さん

旭区左近山在住 22歳

4月18日

村田 浩一さん

25周年を迎えるよこはま動物園ズーラシアの園長を務める

村田 浩一さん

旭区上白根町在勤 71歳

4月11日

朝木 秀樹さん

横浜隼人中学・高等学校の校長に4月1日付けで就任した

朝木 秀樹さん

阿久和南在勤 61歳

4月4日

真山(さのやま) 英二さん

一般消費者向けのセミナー「失敗しない老人ホームの選び方」の講師を務めた

真山(さのやま) 英二さん

二俣川在住 50歳

3月28日

乾 充さん

4月1日付で横浜市旭区民文化センター・サンハートの館長に就任する

乾 充さん

二俣川在住 60歳

3月21日

志澤 希久子さん

古着や古布をリサイクルするファイバーリサイクルネットワークの副代表を務める

志澤 希久子さん

今宿在住 85歳

3月14日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 7月20日0:00更新

旭区・瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

旭区・瀬谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月23日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook