本宿小学校(倉岡政美校長)で7月19日、旭消防署南本宿消防出張所(本田努所長)の協力による着衣泳教室が開催された。
同校は防災教育の一環として、全学年児童を対象に着衣泳教室を行っている。水難事故から自らの命を守る力を身に付けてもらうのが狙い。
講師を務めたのは、昨年まで同出張所の所長を務めた安西隆雄さん。旭消防団の女性団員も実演のモデルを務めた。
指導内容は学年ごとに異なり、5年生は着衣をしたまま救助が来るのを待つ実習を行った=写真。安西さんは「水難事故にあったときの合言葉は、『浮いて待て』。救助が来るまで、口と鼻で呼吸ができる状態にして」と指導。児童らは感覚の違いに戸惑いつつも、浮き方を習得していた。男子児童は「服がすごく重くなって、泳ぐのは難しかった」と授業を振り返った。
同校の井関玲教諭は「水着を着て泳ぐよりも動きづらいことをわかってもらえれば。パニックを起こさず、落ち着いて行動することが命を守る第一歩」と話した。
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