よこはま動物園ズーラシア(上白根町)では8月の毎週土曜日・日曜日に、閉演時間を午後8時半まで延長する「ナイトズーラシア」を開催。今年は、台北市立動物園との連携協力1周年を記念して初のイベントとなる「昼からZoo〜っと”ズーラシア夜市”」も同時開催している。
期間中は会場のころころ広場に、台北市の夜市のようなグルメや雑貨のブースが出店。台湾料理や焼小龍包、台湾風かき氷などが楽しめる(各店の出店日は同園ホームページに掲載)。また会場には、現地から買い付けた約200個の手作りちょうちんがずらりと並ぶほか、伝統的な台湾花布を使用した装飾が施されており、写真スポットにもなっている。
初日の8月5日は大勢が訪れ、キッチンカーには長蛇の列ができていた。二胡奏者の酒井和嘉子さんによる演奏も披露され、会場に華を添えた=写真。
同園担当者は「おいしいものを食べながら、ズーラシアを楽しんでもらいたい」と話している。夜市の開催時間は午後1時から午後8時半(最終入園は7時)。詳細は同園【電話】045・959・1000へ。
種の保存目指す
台北市立動物園と横浜市立動物園は昨年、野生動物や生物多様性の保全を進めることを目的に協力関係を構築するための覚書を締結。これまでに2003年にズーラシアからカンムリシロムクを、06年に金沢動物園からオオカンガルーを台北市立動物園に譲渡するなど交流している。
同園担当者は「今後も種の保存を目指し、技術連携や情報共有を行っていきたい」と話した。
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