神奈川県立公文書館(中尾)で8月22日、「夏休み小・中学生親子講座」が開催された。同館では初めてとなる企画。近隣の児童・生徒と保護者ら31人が参加した。
公文書館は歴史資料として重要な行政文書や古文書などを収集・保存し、閲覧・公開する施設。同館ではこれまでもさまざまな企画を行ってきたが、夏休みの親子講座は初めて。館内に設置されている意見箱に6月、利用者から「公文書館の魅力を多くの人に知ってもらうため、(夏休みの自由研究を支援する)小中学生向けの講座を開催してみては」という提案があり、開催することになった。
当日は、1872年に横浜港で実際に起こった、ペルー船から中国人奴隷を解放した「マリア・ルス号事件」を紙芝居で紹介。また、神奈川県の歴史にも触れ、参加者は資料を通し、県の広さの変遷などを学んだ。講座終了後は、普段見ることができない館内の裏側を見学する、バックヤードツアーも行われた。参加者の荒井航君(旭中1年)は「お母さんに講座があることを聞き、夏休みの学校の宿題の課題になると思い参加しました」と話した。
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