今年で40周年を迎えた旭区ソフトボール協会の会長を務める 西山 宏二郎 さん 神奈川区在住 50歳
育てられた地域に恩返し
○…子どもから大人まで約70のチームが所属する旭区ソフトボール協会。理事や副理事を約10年歴任し、会長に就任して今年で3年目。節目となる40周年目の会長となった。12月には記念式典も開催される予定だ。「旭区はスポーツ振興に力を入れている区。区内のスポーツ振興の一つとして、ソフトボールの歴史を途絶えないようにしていきたい」。40年の節目を新たに、さらに気を引き締める。
○…理事長を務める上川井町の特別養護老人ホーム「弥生苑」が所有するグラウンドを同協会に貸していたのをきっかけに、入会した。以前は施設のスタッフでチームを組み、自らもプレイヤーとして参加していたことも。目下の課題は審判員の養成。「高齢化が進んでいても、70、80歳代の方も活躍している。チーム数も多いので審判の養成には力を入れていきたい」と力を込める。
○…弥生苑はもともと祖父の土地。本人の希望により特別養護老人ホームとして活用され、1997年に開所された。それまでは飲料メーカーの営業職だったが、施設の運営を手伝うことに。「サラリーマンで終わると思ってた。福祉の仕事に不安がないと言えば嘘になるけど、覚悟を決めて飛び込んだ」と当時を振り返る。畑違いの職種に戸惑いもあったが、法人理念の「やさしさ、思いやり、ふれあい」をモットーにまい進。「この3つは一番必要なこと。気持ちいい施設として評価してもらいたい」と笑顔を見せる。
○…保土ケ谷区の出身。これまで、地域に溶け込もうと、旭火災予防協会や旭安全運転管理者会、旭消防団などさまざまな活動に取り組んできた。「今住んでいるところより旭区の方が知っている方がたくさんいる。地域の方々にかわいがってもらった」。経験豊かな先輩たちに育てられ、歩んだ20年。見知らぬ土地に足を踏み入れた新参者は、今ではすっかり旭区に欠かせない一員となっている。
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