上白根中学校(相原裕校長)と四季の森小学校(前田周子校長)の2校交流会が11月13日に開かれた。例年は両校PTAのみが交流していたが、今年は初めて生徒や教諭、地域住民も参加。全体で300人以上が集まり、ラジオ体操を通して交流した。
隣接する両校では以前から、交流を深めるために2校交流会を毎年行ってきた。これまでは両校PTAが交互に企画を出し、お茶会や小物作りなどを実施。保護者のみでの交流を続けてきた。
今年は上白根中が当番校で、春から準備を進めてきた。今年4月に赴任した保健体育科の吉村淳教諭が授業でラジオ体操や集団行動に力を入れていることから、テーマは年齢を問わず誰でも気軽に取り組めるラジオ体操に決定。学校からは生徒や地域住民も一緒にできないかと提案があり、自治会や近隣の福祉施設などへの声掛けを進めた。
企画した上白根中PTAの中村美智子副会長は「生徒や教諭、地域を巻き込んだ初の企画。どう進めたらいいのか分からないことも多かったけど、皆で協力して準備を進めてきた」と苦労を明かす。
「上白根流」を披露
当日は晴天に恵まれ、300人以上が上白根中校庭に集合。吉村教諭の指導のもと、全員でラジオ体操第一に取り組んだ。
同校が授業で取り組むラジオ体操は、「肘を伸ばす」「膝を曲げる」といった細かい動きも意識する「上白根流」。まずは通常通りのラジオ体操を行った後に、生徒が地域の人々へ「上白根流」を披露。その後、吉村教諭が地域の人々へ細かい動作について指導し、最後には全員で「上白根流」に挑戦した。
初の企画に「多くの人に『上白根流』を披露できてよかった」と上白根中の小池希美さん(3年)。上白根連合自治会の中野保弘会長は「生徒たちとの交流は新鮮だった。今後もこういった企画があれば、参加していきたい」と話した。
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