東希望が丘小学校(照沼隆二校長/児童数597人)が今年度、創立50周年を迎えた。11月25日には児童や教諭、地域関係者らが集まり、記念式典を開催。節目の年を盛大に祝った。
1966年に希望ヶ丘小学校東希望が丘分校として開校し、翌年4月に東希望が丘小学校として独立開校。これまでに5906人の卒業生を輩出してきた。
音楽活動が同校の特色の一つで、クラスや学年ごとに合唱や合奏を行う「歌のつどい」は今年で47回目を迎えた。また4年生以上が中心に活動する合唱部は、2015年にNHK全国学校音楽コンクール関東甲信越ブロックに出場。今年もコンクールや地元のイベントに参加するなど、積極的に活動を続けている。
キャラクターや歌を考案
50周年の節目には記念事業としてキャラクターや歌を考察した。
キャラクターは昨年の冬休みの課題として全校児童から案を募り、学年ごとに2案の計12案を選定。最終的に児童の投票で、6年生の元田(もとだ)実希(みき)さん(現・希望が丘中1年)の「トウキノコ」に決定した。「東希の子」という意味を込めた名前に、明るく元気な子どもと美しいハーモニーというイメージを表現。5月のスポーツフェスティバルでは「トウキノコ」が描かれたTシャツを全児童が着用するなど、今年度はさまざまな場面で登場している。
また、記念ソング「変わらないハーモニー」は児童から集めた言葉から作詞し、昨年度まで同校音楽教諭を務めた青木育美さんが作曲を担当。児童や教諭の思いが集まり、1曲の歌を作り上げた。
11月25日に行われた記念式典。午前中は児童や教諭によるお祝い会として、児童による50年を祝う発表や卒業生で「ひとりミュージカル」などで活躍する伊藤丈雄さんの講演を実施。最後には校内に制作された創立50周年記念碑が児童らに披露された。午後には地域住民など多数の関係者が集まり、式典と祝賀会を開催。冒頭では同校合唱部が校歌と記念ソングを披露し、息の合ったハーモニーで式典に華を添えた。
50周年事業実行委員会の中川斉(ひとし)委員長は「仲間や地域の方々の支えで、さまざまなものを作り上げることができた。50年後に変わらないものになってくれたらうれしい」と総括。照沼校長は「これからも地域、学校、保護者などと協力し、子どもたちの教育に全力を尽くしていきたい」と語った。
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