最新号:2012年2月 9日号
2010年8月26日号
防災は「近助(きんじょ)」から
○…旧日向山小学校地域防災拠点運営委員会委員長として10年。引き継いだ直後から防災関連の書物や新聞で勉強を始め、大学の防災セミナーにも積極的に参加した。その中で必要性を感じたのは、防災避難訓練の充実。見学するだけではなく、自ら参加する訓練を心がける。
○…瀬谷区と泉区にまたがる日向山地区には、4つの連合自治会がある。そのため他地区以上に自治会間の連携が必要と考え、今まで関係の浅かった各自治会長と地区内の連携を密に取れるようにした。「行政は災害時の備えに自助、共助、公助の3つを掲げているが、日向山では『近助(近所)』を入れて、家の近くの助け合いを重要視している」と持ち前の行動力で地域の輪を広げる。
○…地域での活動に励むきっかけとなったのは1998年の神奈川国体。初めてボランティア活動に参加し、開・閉会式の入場券販売促進チームを立ち上げ、販促イベント開催などに携わった。「これで味わった感動は忘れない」と振り返る。以降、ひなた山サロン「井戸端」の立ち上げや防災関係、地域の行事など数々の地域活動に参加。「計画通り進められた時の喜びや、多くの人からの感謝の声があるとやめらない」と魅力を語る。
○…地域活動で多忙な毎日だが、時間があれば最近はウクレレ演奏を楽しむ。「若い時に流行ったウクレレを最近再開しました。歌うことですっきりしますが、妻には敬遠されてます」とウクレレを爪弾きながら陽気に話した。
○…日向山地区の防災拠点である日向山小の閉校は、「正直戸惑いました」。しかし、「今までの防災の知識を活用して、行政に頼りきりにならない防災対策をしていきたい」と話す。住民には「高齢者が多い日向山の10年後を考えてほしい。高齢者の夫婦、一人暮らしが増えて、『近助』の力が必要になる」と呼びかけた。