東京電力の計画停電の影響で、停電時間中は該当エリアの信号が滅灯する。区内では主要交差点には警察官が立って手信号などで対応しているが、ほとんどの道路では運転者や歩行者の交通ルールの遵守が頼りになっている。
区内では3月15日、初めて夜間の計画停電が午後6時20分から午後10時の間実施され、辺りが暗い中信号機や街灯の滅灯が起きた。15日の計画停電時間中に区内で交通事故は発生しなかったものの、瀬谷警察署は「暗くて運転者の視界が悪い中、渋滞中の車の横を自転車がすり抜けたり、歩行者が追い越すために車道に出て歩くなど、事故につながりかねない危険な状況だった」と話す。
瀬谷署によると、区内には自家発電で点灯する信号機は国道246号線の「瀬谷入口」の交差点のみ。区内のほとんどのエリアで停電した場合には、南台、瀬谷四丁目、下瀬谷二丁目などの主要交差点を中心に、警察官が手信号で対応。一部発電機の取り付けも検討しているが、数に限りがあるのが現状だ。
今後も電気の使用量が増えれば、大規模停電が発生し、信号機や街灯、建物の電気が全て消える危険性もある。
瀬谷署は「夜間に外出する場合には、自転車は必ずライトを点灯し、歩行者は車道に出て横断しないなど、注意してほしい」とし、「停電時間中は外出の必要がなければ安全な場所に待機するなど、自分の身は自分で守る対策をしてもらえたら」と話した。
瀬谷区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|