毎年夏になると上瀬谷の農家直売所にどっさりと並ぶトウモロコシ。毎年楽しみにしている人も多い、地域の風物詩だ。3月下旬、上瀬谷ではそのトウモロコシの種まきが始まっている。平本さんは今年、上瀬谷に3カ所ある合計約2400坪の畑に、4つの品種の種をまく予定だ。そのうちの2種類は初めて挑戦する品種だという。種まきは5月のゴールデンウィーク頃まで続き、6月下旬から収穫が始まる。合計で2万4千本ほどのトウモロコシが収穫できる予定だ。
トウモロコシ栽培はまず土作りから。「人間と一緒で、美味しいご飯を食べればよく育つ」と平本さん。連作を避けて毎年違う畑で栽培するが、その畑で直前に作っていた野菜によって土の成分が違うため、土の状態を見ながら鶏フンや肥料をまき、トウモロコシに合った土作りをする。
種をまいてから芽が出るまでには通常1週間ほどだというが、「この寒さだから、10日経ってもまだ芽は出ないかもね。気まぐれだから」と平本さん。生育状況に合わせて追肥や消毒を施し、収穫の時を迎える。「調子良くでかくなっているのを見るのは気持ちいい」と平本さんが言うように、夏には大人の背丈以上にまで成長するトウモロコシ。今年も健康的な黄色い実をつけようと、暖かい太陽の陽射しを待っている。
平本さんや上瀬谷の農家の野菜は上瀬谷小学校裏門前の「上瀬谷直売グループ」直売所で販売される。朝7時半〜8時頃に開店、商品がなくなり次第閉店。海軍道路「上瀬谷小学校東側」信号を小学校方面へすぐ。
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