阿久和北部地区で今重点的に取り組んでいるのが「見守り合いネットワーク」づくりだ。地震などの災害時、いざという時に隣近所で助け合える地域づくりをしようと、3年前に実行委員会を立ち上げた。
助け合い、支え合いには、まずは地域の中で、お互い顔の見える存在になること。そのシステムづくり、風土づくりを、自治会だけではなく、地区社会福祉協議会に属する民生委員、体育指導委員、青少年指導員、保護司などの各団体、消防団、地域のボランティア団体が一体となって実行委員会を構成し、取り組んでいることが特徴だ。
災害時の要援護者支援のための「まちの防災知恵袋」や、日頃から住民同士の支え合いの意識向上を図る「気づきのキャッチ・見守りのリレー」、「地域福祉保健計画」に実行委員会が中心となって取り組んでいる。活動を通して、高齢者や障害者、乳幼児のいる家庭などの見守りを中心に、隣近所でお互いに関心を持って、いざという時に支え合える関係づくりを進めている。
誰もが集える場を
現在同実行委員会が目指しているのは、見守り合いの拠点づくり。区役所や地域ケアプラザが近くになく、自治会館を持つ自治会が少ないことから「地区内で誰もがいつでも気軽に集まれる場所を」と建設計画を検討している。
同実行委員会では「子育ての悩み相談や、子どもたちの遊び場、高齢者の交流の場、フリーマーケットなど、『そこに行けば誰かがいる』という場所を作っていきたい」と話している。
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