区内の中学校・高校で、ボランティア活動が広がっている。瀬谷区社会福祉協議会では、3年前から「瀬谷区中学生ボランティアカード」を発行し活動を促進。「高校生にもボランティアの輪を広げたい」と話す。
ボランティアカードは区と同協議会が区内の中学校に配布しているもので、同協議会が中学生に区内施設などでのボランティア活動を紹介し、コーディネートするもの。カードにはボランティア活動を記録できる。
カード配布を始めて4年目を迎え、徐々に中学生に浸透。中学3年生を中心に、今年度は70人が登録している(4月から9月までの登録者数)。活動は、保育園での活動や地域の公園清掃、区内施設でのイベントスタッフなど様々だ。
同協議会は、「高校生は体力や技術の面で中学生より成長している部分があり、調理や介助、運搬など、受け入れ先でさらに活動を広げられる」とし、今後は区内各高校にもボランティア活動を呼びかける考えだ。
情報の伝え方が鍵
横浜隼人高校(鈴木紀代子校長)では、毎年長期休みなどを中心に、生徒が積極的にボランティア活動に参加している。
周辺の各区で障害児の余暇ボランティアをしたり、国際交流イベントのスタッフを務めるなど、年間100人以上が活動。「卒業前に社会貢献を」とこの冬休みを利用して、区内の福祉施設などでボランティア活動する3年生もいるという。
生徒会の顧問を務める同校の中野卓弥教諭は「掲示して終わりでなく、情報を提供する側が生徒にニーズ・活動内容を上手く発信していくことが活動推進に大切なのでは」と話し、「瀬谷区内では社会福祉協議会など連携機関がまだ少ないので、今後連携して参加できたら」としている。
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