神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
瀬谷区版 公開:2012年2月23日 エリアトップへ

ヨコハマ3R夢(スリム)プラン 開始1年、周知に課題 リデュース事業本格化へ

公開:2012年2月23日

  • LINE
  • hatena

 横浜市が2003年度に始めた「横浜G30プラン」は、ごみ排出量を30%削減する目標を上回り2010年度に終了した。市はG30に続く新たな計画として「ヨコハマ3R夢プラン」を昨年1月に策定したが、初年度の数値的な成果は小さい見込みで、全市的な周知不足も指摘されている。

 コスト削減で成果を上げたG30プランは、「分別」や「リサイクル」を中心にごみ減量に取り組んできた。「G30のその先へ」と題し受け継がれた3R夢プランでは、3R(スリーアール)の実践によって、更なるごみ減量と脱温暖化の推進を目指している。3つの「R」とは、Reduce(発生抑制)、Reuse(再使用)、Recycle(再生利用)の頭文字をまとめたもの。市では、ごみそのものを減らす「リデュース」に重点を置き、ごみ処理に伴って発生する温室効果ガスの削減を進める方針だ。旭区や鶴見区、港北区などでは、土壌混合法の講習を行い、野菜くずの堆肥化の普及に取り組んでいる。

節約ブームが追い風に

 計画目標では、ごみ処理に伴い排出される温室効果ガスを2025年度までに2009年度比で50%以上(ごみと資源の総量は同10%以上)削減することを掲げる。しかし、計画策定から1年が経過したにもかかわらず、市民からは「『3R夢』(スリム)の読み方が分からない」という声まで聞かれるなど、温室効果ガスを10%以上削減とする中間目標の達成も厳しい状況となっている。

 市資源循環局では、マスコットキャラクター「イーオ」とともにイベントなどに参加し、マイバッグ・マイボトル・マイ箸の持参などを啓発しているが、G30時のような大々的な広報活動はしていない。3R夢プランの担当者は「初年度はスリムと読んでもらうことから始めた。今後はリデュースの取り組み方を知ってもらう機会を増やしていきたい」と、2025年度の目標達成に向けた取り組みを強調する。幸いにも、「節約ブーム」が追い風となり、マイボトルは普及した。市では「マイボトルスポット」と呼ばれる飲料の販売・提供所を、現在の8ヵ所から1区1ヵ所以上に増やしたいとしている。
 

瀬谷区版のトップニュース最新6

公式マスコットが決定

国際園芸博覧会

公式マスコットが決定

自然の感情を伝える精霊

3月28日

地域店舗の活性化に一役

瀬谷小5年生

地域店舗の活性化に一役

独自メニューやレシピ本で

3月28日

新社殿、地域に披露

熊野神社

新社殿、地域に披露

催しも再開へ

3月21日

住宅の脱炭素化へ本腰

横浜市

住宅の脱炭素化へ本腰

補助や新制度で普及後押し

3月21日

新聞で商店街の魅力発信

区内小学生

新聞で商店街の魅力発信

こだわりや人柄掘り下げる

3月14日

避難所備蓄に不安も

災害時トイレ

避難所備蓄に不安も

携帯型、1日で尽きる恐れ

3月14日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook