古物営業者等連絡協議会の会長に就任した 米山 篤さん ゲームステーション三ツ境店店長 30歳
古物業者の連携で犯罪抑止
○…今年２月、発足したばかりの古物営業者等連絡協議会の会長に就任。書籍、ゲーム、リサイクルショップ、中古車販売、金券ショップなど22業者が名を連ねる。万引きや盗品の流通を防ぐための対策法を情報交換し、犯罪抑止に繋げることが目的だ。「皆さんを差し置いて会長になるのは恐縮です」と話すが、「種類の違う古物を取り扱う業者の方と話ができるのは魅力。双方の対策法を情報交換して今後に役立てたい」と意欲を見せる。
○…この近辺の万引き被害の大半は東京。繁華街から少し離れた瀬谷区の被害は少ない方だという。「物を売り買いする時は携わった人の気持ちも少し考えてもらえると嬉しい。盗んだ新品ではなく、正規に買い、楽しんだ後に売るという自然なサイクルで回ってほしい」と古物を扱う人間としての願いは強い。
○…店長として忙しく、なかなか好きなゲームをやる時間が作れない日々。どっかりと腰を据えて攻略するゲームから携帯ゲーム機で空いた時間にすぐできるリズムゲームが最近の主流だ。休日はゲームのみならず外にいることも多い。息抜きにカフェで過ごす時間が至福の時。すらっとした体型からは想像しにくいが、実は大の甘党。「強いて言うならチョコレート好き。お気に入りの店で新作が出たらすぐ飛びつきます」とスイーツ話にこの日一番の笑顔を見せた。
○…22歳から販売の仕事を始め、４月で店長になって１年を迎える。店のレイアウトや価格など設定できるところが魅力的と話す。店長として万引きや盗品に目を光らせる一方、客にもっと気軽に店を利用して欲しいという思いも抱える。「セキュリティが厳しいとお客さんが寄り付かないし経費もかかる。防犯しつつお店に足を運んでもらうことの両立は課題です」。古物営業者等連絡協議会で議論を重ねながら、皆が楽しめるゲームの環境作りを模索していく。
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