瀬谷警察署（山本義明署長）は６月12日、振り込め詐欺被害を未然に防いだとして、りそな銀行三ツ境店とゆうちょ銀行瀬谷支店に感謝状を贈った。
今回のケースは２件とも５月29日の午後に発生。りそな銀行では、多額の現金を引き出そうとしていた80代女性に受付担当者が声を掛けた。「仕事をミスした孫に、お金が必要と言われた」との内容を不信に思い、孫の親に確認したところ事実でないことが判明、警察に通報した。ゆうちょ銀行では、窓口担当者が現金を引き出そうとした70代女性から話を聞くと「駅で孫にお金を渡す」というので、孫を銀行に連れてくることを提案し、警察にも通報。結局、孫は現れなかった。
山本署長は両行に感謝の意を表した後、「銀行は最後の砦。今後も協力していただきながら、対策・予防をしていきたい」と語った。
瀬谷署管内では、今年の振り込み詐欺の被害が過去最悪のペースで増加。６月12日現在、被害額は９件３０００万円に達している。
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