環境省から表彰 瀬谷在住の足立直義さん
区内瀬谷在住の足立直義さん(81)が環境省から地域環境保全功労者表彰を受けた。足立さんは約50年前からロングセラーとなった学研の図鑑の指導に携わるなど、幅広い活動が評価されることになった。
足立さんは現在、横浜市瀬谷環境ネットの顧問、自然観察団体みずきの会代表を務めるが、その活動は広範にわたる。長年にわたり県内を中心に自然環境に関する多くの顧問や相談役を務め、各地のビジターセンターや自然環境センターなどの施設や学校で自然観察会、講演会等を行うなど、大人から子どもまで幅広い層を対象に自然環境保全の重要性について普及活動に努めている。
教員時代から自然観察を続け、学研の図鑑では自身が撮影した写真や説明文が随所に使われ、同社の学習雑誌「科学と学習」ではコラムを持つなど、実は誰もが足立さんの写真や文章に一度は触れているのではないかというほど、露出度の高い活動を続けてきた。
教員を退いてからは”ナチュラリスト”の肩書きで活動。長年続けてきた「丹沢大山山麓だより」は今年の5月現在で第1050号に達しており、この活動を一冊にまとめた本など著書も多数。「長年の活動が評価されて大変ありがたい。まだまだ活動を続けていきますよ」と意欲的だ。
最近では、自然観察指導者の養成や学校教員への環境教育指導研修など、後進の育成にも尽力しているという。
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