本郷第四ふれあい会館で8月5日、瀬谷区内で初めての自転車シミュレーターを使用した自転車教室が開催された。
自転車シミュレーターは、街中での運転を疑似体験できる機器。自転車を運転する際に起こりうる危険をシミュレーションすることで、危機予測能力や交通安全意識の向上を図ることを目的に、地域の安全教室やイベントなどで使用されることが多い。本郷第四自治会(田口計介会長)が、同機を使って教室を開きたいと瀬谷警察署(山本義明署長)に相談し、三ツ境自動車学校の協力を得て実施に至った。
当日は、小学生から高齢者まで自治会員の約40人が教室に参加。事故事例や交通ルールを講義で学んだ後、シミュレーターによる安全な自転車の乗り方指導が行われた。モニター画面を見ながら通学路などを擬似走行した小学生は「ゲームみたいな感じで楽しく勉強できた」と話していた。
瀬谷署管内で今年発生した自転車による人身事故は91件(8月16日現在)で昨年より3件増えている。同署交通課の本松康彦係長は「貸し出し可能なシミュレーターは県内に3台しかないので希望通りにいかないこともありますが、要望があれば同機を使用した指導を積極的に開催していき、交通安全の啓発に役立てたい」と話している。
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