プロバスケットボールbjリーグ参入2年目で、21チームの頂点に立った横浜ビー・コルセアーズ。35勝17敗で2年連続の東地区2位に輝き、プレーオフを勝ち抜いた。その躍進をけん引した地元ゆかりの日本人選手と、来季に向けた運営など展望、課題に迫る。
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身長2mを超える外国人選手がひしめく同リーグ。得点やリバウンド数など個人賞7部門(上位10人)の今季対象者は、外国人47人に対し、日本人は23人と約半数だった。その中で3Pシュート成功率43・4%(1位)、フリースロー成功率86・3%(6位)と2部門で十傑入りを果たした、横浜の蒲谷正之主将(30)=横浜商大高(旭区)出身。bjとJBLの両リーグでプレーしてきたが、「横浜のチームでやりたい」という願いを実現させ、主将を引き受けたのが2年前だ。
4月27日には、日本人最高得点の39点を記録。5月19日、ライジング福岡とのリーグ決勝では、5本放った3Pを全て決め、総得点35点でプレーオフ最優秀選手に選ばれた。チーム得点101点と観客数9764人(主催者発表)はいずれもリーグ史上最高で、記録ずくめの1年になった。「横浜代表として戦い、優勝できたことを誇りに思う」と熱く語る。
チームの長所を生かす司令塔を担ってきた山田謙治選手(29)は、蒲谷主将とともにシーズン52試合全てに出場。1試合40分で、平均出場時間はチーム1位の蒲谷主将らに次ぐ3位の27・7分だ。旭区の東希望が丘ミニバス、市立南希望が丘中を経て、地元横浜でプレーする山田選手。「今まで仲間に恵まれてきた。感謝でいっぱい」と話す。
負傷など常にコンディション管理との戦いが続く競技だが、主力選手が最後まで出場し続けたのも大きなプラス要因だった。―続く
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