交流の輪これからも 社協主催のボラバス
東日本大震災の被災地支援を目的に、瀬谷区社会福祉協議会が8月2日〜4日まで岩手県釜石市にボランティアバスを運行した。
4回目を数える今回の目的は昨年に続き鈴子町で開かれた「鈴子の盆」。地域住民がボランティアに訪れる人と交流を深めたいとの思いから始まった祭りは今年で3回目だ。8月3日に行われたこの祭りに瀬谷区から高校生を中心に約30人のボランティアが参加し、バルーンアートやかき氷販売などで、訪れた人たちを笑顔にする支援を行った。区内で集めた浴衣や甚平を無料配布するコーナーは特に好評だった。母娘連れで選ぶ姿が目立ち、浴衣を着たまま帰宅した子もいた。
また、長屋門公園からは約50基の灯篭が釜石へ寄付された。灯篭には瀬谷からのメッセージと釜石市民の想いが書かれ、2つの町を結ぶ貴重なものとなった。参加者の一人、宇野彩香さん(横浜隼人高校2年)は、「まだまだ支援が必要だと感じたが、子どもの笑顔を見ることができて少しずつ被災地も未来が見え始めたのかな」と笑顔で話す。
ボランティアバスは共同募金と区民の思いが詰まった寄付で成り立っている。「継続した支援のために今後も力が必要」と社会福祉協議会の牧内さんは語った。
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