節目に記念講演 国際交流Seyaが20年
せやまる・ふれあい館で10月26日、国際交流Seya(舩矢多紀子代表)の20周年記念講演会が催された。同団体は、日本に移住した外国人に自信を持って社会に溶け込めるようにと発足したボランティア団体。週に1度、日本語教室に重点を置き、読み書きができるようなレッスンを中心に行っている。
講演は「アメリカ・世界で活躍する日本語・日本人」のテーマで、舩矢代表の友人の大竹幾久子さんと博さん夫妻が登壇。幾久子さんはアメリカの大学で教授を務めた経験から、外国人にとって日本語習得がいかに難しいか、日本語教育がいかに重要かなど、日本語と英語の違いについて講演。「助詞」の使い方は日本独特で、外国人には難しいとユーモアたっぷりに話し、参加者の笑いを誘った。博さんはNASAに勤務していた経験から、宇宙探査の目的・状況をわかりやすく解説。宇宙に関するよもやま話に興じた。
終了後のアンケートでは、「日本語を教える難しさ、その日本語を覚えて社会に溶け込む外国人の苦労がよく分かった」などの声が寄せられた。舩矢代表は、「続けてこられたのは20数名いるスタッフのおかげ。これからも息の長い活動をしていきたい」と話した。
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