神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
瀬谷区版 公開:2013年11月28日 エリアトップへ

「全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会」神奈川県支部設立発起人の 山田 真美子さん 泉区在住 48歳

公開:2013年11月28日

  • LINE
  • hatena

「自分だけと思わないで」

 ○…子宮頸がんワクチン接種による副反応で苦しむ被害者が声を挙げ3月に設立された「全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会」の神奈川県支部立ち上げの主力となり、11月11日に趣意書を同連絡会HP上で公開した。活動が本格化し、代表として会議やメディアの取材に奔走する毎日だ。活動の根底にあるのは、「苦しいのは自分だけじゃないと知ってほしい」という強い思い。自分の娘と同様の症状で悩む被害者に声が届くことを切に願う。

 〇…「娘が痛みを最初に訴えたときは特に気にしていなかった」と接種当時を振り返る。中学校で剣道部に所属し、厳しい稽古にも食らいつく活発さだった娘が2011年8月、14歳6カ月のとき接種をしたところ、痛みとともに発熱感や痺れを訴えた。2回、3回と接種が続き、次第に症状が悪化。稽古中のふらつきや激しい頭痛、全身の不随運動も始まり診療科を受診したが、異常はみられなかった。精神科を案内されるなど、病名も明らかにされないまま不安な日々が続き、「もっと早く気付いてあげていれば」と悔やんだ。

 〇…転機が訪れたのは今年5月。テレビで子宮頸がんワクチンの副反応の映像を見て「スーっと血の気が引いていくのが分かった」ほど娘と症状が似ていた。すぐに同連絡会に電話し、同様の症状を訴えている人が全国にいることを知る。6月に参加した集団診察会で、国立精神神経研究センターの佐々木征行医師から「子宮頸がんワクチンの影響が考えられる」とようやく診断を受けた。

 〇…厚生労働省が6月に「積極的な接種は勧めない」という勧告文を公表。「未だに接種は可能な状況。県内では19人が被害者連絡会に登録している。各学校の対応に開きがあるなど課題も多い」と現状に触れ、「原因が分からないまま苦しんでいる人が他にもいるはず。県内の被害者が集結し、救済と支援を求めていきたい」と力強く繰り返した。

瀬谷区版の人物風土記最新6

横山 悟さん

「横浜隼人高校×ぽかぽかプラザ活性化プロジェクト」の取りまとめを担う

横山 悟さん

三ツ境在勤 62歳

3月28日

牟田 茂男さん

福島第一原発事故を題材に、絵本の原画展を開催している

牟田 茂男さん

旭区善部町在住 73歳

3月21日

石坂 幸子(こうこ)さん

創立40周年記念コンサートを開く、女声合唱団「せやあじさいコーラス」の代表を務める

石坂 幸子(こうこ)さん

阿久和南在住 86歳

3月14日

菅原 美穂さん

横濱花博連絡協議会の副会長を務め、マスコットのブンブンをデザインした

菅原 美穂さん

下瀬谷在住 38歳

3月7日

阿久津 修さん

厚生労働大臣表彰を受けた瀬谷北部地区民生委員児童委員協議会の会長を務める

阿久津 修さん

上瀬谷町在住 73歳

2月29日

家田 昌利さん

能登半島地震の緊急消防援助隊神奈川県大隊の第二次派遣で大隊長を務めた

家田 昌利さん

相模原市南区在住 59歳

2月22日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook