横浜子ども会議 いじめ根絶へ 活発な議論 区内小中学生ら15人参加
いじめをなくすため子どもたち自身で考える機会を持ってもらおうと、昨年に続き行われている「横浜子ども会議」。瀬谷区では7月1日、瀬谷図書館に区内各校の代表が集まり、8月に開催される全体会議へ向けて意見を交わした。
区内の小中学校から15人が参加し、昨年採択された『想い〜相手と心から向き合おう〜』というアピール文を踏まえた具体的な取組みについて『一人を大切にするためにできること』『学校のみんなでできること』『まちの人とできること』の3つの視点で話し合いを進めた。
3つのブロックに分かれた参加者らは、各校で行っている具体的な取組みを紹介。あいさつ運動を行っているという意見が多く、なかには「やってくれない人もたまにいる。あいさつは『やらなきゃ』ではなく、楽しくやるもの」「相手が言うのを待つのではなく、自分から言うと気持ちも上向きになる」との発言も。
具体的な取組み案としては、いじめに対するポスターを校内に貼ることによって「目に付くので、一人ひとりがいじめをなくそうと意識するようになる」という意見や、『まちの人とできること』では下瀬谷中、瀬谷第二小、瀬谷さくら小の学区で行っているという「街の教育座談会」の実践例が紹介されたほか、「清掃活動を行うことで地域の人と関係を築くことができる」という意見が出ていた。
区の考えをまとめる最終的な話し合いでは各ブロックの意見が発表され、『一人ひとりが自分の目標をもってあいさつする』『みんなで楽しく過ごせる場所をつくる』『地域の方々と交流を深める』という3つの取組みが決められた。
区の代表として全体会議に参加することになったのは瀬谷中の神林萌木さん(3年)、三ツ境小の近藤杏美さん(6年)、二つ橋小の白鳥蓮君(6年)の3人。神林さんは「今回の話し合いで出たものを他の区の意見と合わせ、有意義なものにしたい」と意気込みを語った。
各区の代表は8月19日(火)に中区の横浜シンポジアで行われる「横浜子ども会議」で議論を深め、具体的な取組を決定する。
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