二つ橋小50周年実行委員長を務める 鈴木 崇光さん 二ツ橋在住 43歳
記憶に残る一日に
○…「学校の誕生日ということを意識してもらい、子どもたちの記憶に残るような式典にしたい」。50周年実行委員長となって1年半、周りのメンバーとともに特別な年を盛り上げるべく、奔走してきた。「今いる子どもたちが主役」との思いから、式典当日もできるだけ大人のあいさつを省き、子どもたちの出し物をメインに据えるなど、思いを形にしようと意気込む。
〇…三ツ境で生まれ育ち、小6で二ツ橋へ引っ越した。「当時は原っぱでサッカーしたり、家の近くの沼地でカエルやザリガニを採ったり、外でよく遊んでいた」と懐かしそうに思い返す。両親が共働きだったため、幼い頃は飲食店を営む祖母に預けられることが多かった。「料理に興味を持つようになったのはその頃かな」。地元高校を卒業後は調理師学校に進み、複数のホテルでの修行を経て、現在は厚木基地の兵員食堂で働く日々だ。
〇…「自分より適任の人がいる」と一度は辞退したものの、周囲の声もあり実行委員長として全体をまとめることに。「いろいろやりたいことはある」としながら、限られた予算では難しいことも多かった。そんな中、今年独自の試みとして、これまで式典後に体育館で行っていた祝賀会の会場を移すことに決定。これは「50周年のために集まってくれる地域の人たちのための場を用意できれば」という思いから。50周年行事の一環で行ったバルーンセレモニーでは、子どもたちが風船を空に放つ瞬間に立ち会い、「感動する光景で、少しウルッときた。周年というのは何が特別というより、一つひとつの行事に思いがこもっている」と実感した瞬間でもあった。
〇…PTA会長を務めていた頃は小学生だった娘も今や高校3年生。「実行委員長に決まった時はだいぶ驚かれたけれど、大丈夫?と言いつつ応援してくれている」と笑顔を見せた。式典成功に向け、気持ちを引き締める。
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