横浜瀬谷ロータリークラブの新会長に就任した 高橋 更一さん 中屋敷在住 69歳
「本物」知って知識磨く
○…横浜瀬谷ロータリークラブ今年度会長に選ばれた。掲げたテーマは「本物を学び、本物に触れよう」。ロータリーの活動に携わる人間として、知識の充実を目指し、「まずは日本人として衣食住の本物に親しむことが大事」と意気込む。さらに「瀬谷区だけではなく、日本や世界各国の奉仕活動を知ることで、自分たちの日頃の活動に生かしていきたい」と早くも会長としての顔を見せた。
○…瀬谷区で生まれ育つ。姉と弟の3人兄弟。実家は農家を営み、幼い頃から自然に囲まれてのびのびと育った。「いちごを盗んで食べることもあったよ」と笑いながら振り返る。瀬谷中学校、希望ケ丘高校(旭区)を経て、大学へ進学。在学中も、実家の農業をよく手伝った。「物を作ったり、整えたりすることが昔から好きだった。泥にまみれることも苦じゃなかったね」。現在も畑でナスやトマトなどの農作物を栽培。「うちの野菜が一番おいしいよ」と生き生きと話す。
○…中屋敷に事業所を構える小島造園株式会社の代表取締役を務める。大学卒業後に入社。ロータリアンでもあった先代の社長が急逝し、後継者がまだ若かったこともあり社長業を任された。公園の造成や街路樹の剪定・苅込などを主な業務とし、よこはま動物園「ズーラシア」(旭区)のニホンザルやサイ、ゾウのエリアを担当したことも。全国規模の体育大会が横浜で開催された際、三ツ沢球技場(神奈川区)に「土俵」を作ることを依頼された。「今までで一番印象的な仕事。手順も何も分からず大変だった。企業の相撲部に見学しに行ったよ」と当時の苦労を明かす。
○…年に3、4回訪れるほどの京都好き。仕事柄、寺社の日本庭園を眺めては日本の文化を肌で感じている。お気に入りは桜の季節の仁和寺だ。「日本の木造建築物は心を豊かにしてくれる」。本物に触れ、感性や知識を磨く。一年をかけ、一つひとつ実践していく。
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