神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
瀬谷区版 公開:2016年2月11日 エリアトップへ

交通安全国民運動中央大会で緑十字金章を受章した 大野 勝市さん 二ツ橋町在住 83歳

公開:2016年2月11日

  • LINE
  • hatena

「体が動く限り続けるよ」

 ○…先月、日比谷公会堂で行われた第56回交通安全国民運動中央大会で、交通安全功労者に贈られる最も栄誉ある章「緑十字金章」を受章した。瀬谷交通安全協会に入会して30年以上。連絡があった時には「えっ、本当に?」と思わず口にしてしまったそう。照れ臭そうな顔をしながら「なかなかいただけないものらしいので嬉しかった」と語った。

 ○…瀬谷生まれの瀬谷育ち。父が宮大工だったので「自然に父の仕事を継いでいた」。18歳で始めた宮大工。21歳の時にはもう父の代わりに棟梁を務めていた。「その頃には弟子もいてね。住み込みの職人もいたから家は12人位の大所帯で」と当時を懐かしむ。二ツ橋の最勝寺や神明社、相沢の諏訪神社など、手掛けた建物は区内だけでも数え切れない。「好きな仕事。大変だったけど楽しかったね」。

 ○…「建築関係の人はみんな入ってたから」と軽い気持ちで消防団に入団したのが地域参加への始まりだった。約30年間務めた消防団では分団長を務めたことも。その後、先輩に勧められて瀬谷交通安全協会に入会。二ツ橋支部の立ち上げにも携わった。交通安全のイベントや教室のほか、小学生の通学時には雨の日も雪の日も信号の下に立った。「小さかった子がいつの間にか大人になってね。そういう姿を見られて楽しい」。最近は「家族に心配だと止められて」と通学路に立つ回数も減った。それでも「章を貰ったし辞められない。体が動く限り続けていくよ」と元気に笑った。

 ○…大の盆栽好き。家には1000鉢以上の小品盆栽が並ぶ。「暇があれば触ってる」と目を細める。盆栽を育て続けて60年近く経つ。毎日水遣りが欠かせない盆栽。出先から「水くれたかー」と家に電話をかけることもしばしば。奥さん曰く「仕事と盆栽に明け暮れていた」。共に歩んできた奥さんとは今年結婚60年。「何だか恥ずかしいよ」と笑った顔に感謝の思いが滲んでいるように見えた。

瀬谷区版の人物風土記最新6

横山 悟さん

「横浜隼人高校×ぽかぽかプラザ活性化プロジェクト」の取りまとめを担う

横山 悟さん

三ツ境在勤 62歳

3月28日

牟田 茂男さん

福島第一原発事故を題材に、絵本の原画展を開催している

牟田 茂男さん

旭区善部町在住 73歳

3月21日

石坂 幸子(こうこ)さん

創立40周年記念コンサートを開く、女声合唱団「せやあじさいコーラス」の代表を務める

石坂 幸子(こうこ)さん

阿久和南在住 86歳

3月14日

菅原 美穂さん

横濱花博連絡協議会の副会長を務め、マスコットのブンブンをデザインした

菅原 美穂さん

下瀬谷在住 38歳

3月7日

阿久津 修さん

厚生労働大臣表彰を受けた瀬谷北部地区民生委員児童委員協議会の会長を務める

阿久津 修さん

上瀬谷町在住 73歳

2月29日

家田 昌利さん

能登半島地震の緊急消防援助隊神奈川県大隊の第二次派遣で大隊長を務めた

家田 昌利さん

相模原市南区在住 59歳

2月22日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook