上瀬谷地区を通る都市計画道路環状4号線の未整備区間約450mの整備がこのほど完了し、3月28日に開通した。海軍道路が新設道路を経て、「目黒交番前」交差点に直接つながることで、周辺道路の慢性的な渋滞を緩和することがねらい。
環状4号線は、金沢区六浦一丁目から青葉区鉄町に至る約36・6Kmの環状道路。今回整備が行われたのは、戸塚区の国道1号線の北側約23・2Kmのうち、唯一の未整備区間だった。整備事業が立ち上がった2012年度から工事が進められ、全長約450m、幅18〜25m、両側には幅2・5mの歩道が整備された。海軍道路方面から市道五貫目第33号線(八王子街道)への流れを変えることにより、周辺道路で慢性的に発生している渋滞を緩和する目的だ。
「海軍道路入口」右折不可
整備箇所は次の3カ所(交差点名はすべて仮称)。一つ目は「目黒交番前」交差点で、従来の丁字路から十字路に改良し、信号機を増設した。2つ目は海軍道路との分岐点。ここには新たに交差点(信号機なし)を設置した。3つ目は「海軍道路入口」交差点で、信号機の移設を行った。これによって、海軍道路から八王子街道に出る際の右折が不可となる。
横浜市道路局建設課は、「道路の開通で環状4号線の流れがダイレクトになり、朝夕の通勤時間帯などの渋滞緩和が期待される。南北に行きたい人は環状4号線を、東西は八王子街道を利用するというように車の流れを分けることで、周辺道路の混雑が解消されるのでは」とし、「乗車時間が減り、以前より運転が快適になるのでは」と話した。
環状4号線の開通にあたって交通の流れが変わるため、交差点付近には瀬谷警察署と瀬谷土木事務所による「信号機の表示が変わります」という案内表示が設置され、運転者に対して注意喚起を行っている。同課によると、今後は該当箇所に正規の交通標識を設置する予定で、引き続き案内を行っていくという。
歩道完成は7月末頃
開通時、環状4号線本線と海軍道路の切り替えを行い、その後は歩行者専用道路(図・斜線部)を整備する。完成は7月末頃の予定。また、この開通により、「海軍道路入口」方面から瀬谷駅方面に向かう車両は、信号のない「海軍道路分岐点」で右折する必要が生じる。
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