性別に関わらず、あらゆる人々が力を発揮できる社会の実現を目指して横浜市が創設した「横浜市男女共同参画貢献表彰」。第5回目となる表彰式が3月24日に行われ、長屋門公園歴史体験ゾーン運営委員会事務局長の清水靖枝さんが功労大賞を受賞した。
これまで自治会やまちづくりなど、地域に根差した活動を男女共同参画の視点で展開してきた点が評価された清水さん。「思いを持って続けてきた活動を評価してもらえて嬉しい」と笑顔で語り、「私の思いを感じながら、足並みを揃えて一緒に活動してきてくれた皆さんがいたからこそ」と周囲への感謝を滲ませた。
男女が同じテーブルで
1985年にケニアのナイロビで開催された「国連婦人の10年」世界会議と同時期に、横浜市でも女性施策担当部署や横浜女性フォーラム(当時)が設置。清水さんは市内各所で女性の地位向上について話し合う場を設けるなど、活動を展開した。地域で上の立場の役職に就いた時、「女性なのになぜ」と偏見の声を受けたことも。「発言できる場にいるのなら平等に発言すべき。男女が同じテーブルに座り、互いが持つものを出し合わないと良い地域にはならない」。開園当初から運営を行う長屋門公園では多様な企画を実施。定年後の男性に地域で活躍してもらおうと始めた阿久和北部地区の「おやじの広場」は自由な場として定着するなど、男女関係なく皆が活動できる場を広げてきた。
次代担う子どもを思い
「活動を始めて約30年、男女平等が当たり前の社会になってきたと感じる」と清水さん。それでも「まだ課題はある」と問題意識を持ち続ける。根底にあるのは、次代を担う子どもたちのことだと言う。「男女の雇用機会均等を推進することで親子の時間が減ってしまう恐れも。子ども側の視点も必要。複雑な問題だからこそ皆で考え、より良い地域を目指して力を尽くしたい」と思いを語った。
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