市政報告【8】 国際的なイベント誘致のために(3) 自由民主党 横浜市会議員 川口ひろ
国際園芸家協会、通称AIPH。聞き慣れない名前かもしれませんが、このAIPHが花博(国際園芸博覧会)の開催場所を決定する機関です。これは、オリンピックならIOC、サッカーワールドカップで言えばFIFAに例えることが出来るかと思います。
私たちは最後の視察先として、アムステルダムから車で1時間、ハーグという街にあるAIPHに向かいました。
そこで通された会議室において、AIPHのBernard(ベルナード)Oosterom(オーステム)会長と会談をさせていただき、まずオーステム会長から花博開催の意義を伺いました。花博は花と緑を活かした、ただ賑やかで楽しいイベントというだけでなく、来場者に環境問題と食糧問題にまで意識を向けてもらうというさまざまな視点と目的を併せ持つイベントであるということを熱く語っていただきました。
さらに、オーステム会長はここでも改めて、花博がもたらす街の活性化と、花博後の街づくりのプランの重要性にも言及しておりました。その上で、私たちはオーステム会長に対して、横浜市は国内最大の政令指定都市であるということ、その市内で、来年3月から街を花と緑で彩る都市緑化フェアを開催するということ、地産地消を条例化し、市をあげて努めているということなどをお伝えしました。そして瀬谷区には、大規模な国際的イベントを開催するのに適した広さを持つ上瀬谷通信施設の跡地があるという事実、瀬谷区内には元より、緑豊かな風土が広がっており、親しみを持つ区民が多く、農業も盛んに行われているという実情。さらに、今後はみなとみらい地区など中心部以外の郊外部の発展こそが、横浜市のより明るい未来につながるとお伝えし、オーステム会長から共感をいただきました。そして瀬谷区の代表として、AIPHを訪問し、誘致活動を行ったことを表す署名をさせていただきました。
今回の視察を通じて改めて、国際的な大規模イベントがきっかけとなって発展した街を目の当たりにしました。今後も瀬谷区の発展のために、区民の皆様の声に耳を傾け、国や県とともに、2026年以降の国際的な大規模イベントの誘致にも尽力して参ります。
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