高齢者の閉じこもりを防止し、外出のきっかけにしてもらおうと、横浜市老人クラブ連合会(以下、市老連)が各区の「居場所・たまり場」情報をまとめたマップを作成。このほど36地区分が完成し、瀬谷区では「宮沢」「南台・南瀬谷」がモデル地区に選ばれた。
マップ作成は、各区のかがやきクラブ横浜(市老連の愛称)の会員らが主体となって進めてきた。瀬谷区では区内の他地区に先駆け、「宮沢」と「南台・南瀬谷」をモデル地区に選定。担当メンバーらが修正を重ね、昨年12月末に完成した。サイズはA3版で、フルカラー仕様。「宮沢地区」は7カ所、「南台・南瀬谷地区」は5カ所の居場所を掲載しており、それぞれ実施場所や活動内容、問い合わせ先など、会員らが集めた地域の「居場所・たまり場」の情報がまとめられている。
外出のきっかけに
全国の老人クラブには健康・友愛・奉仕の3大運動があり、かがやきクラブ横浜では独自の「友愛活動制度」に力を入れ、日頃から訪問活動や見守り活動などを実施。その一つ、「居場所・たまり場づくり」では、高齢者の閉じこもりを防止し、外出のきっかけとなる集いの場を作る活動を推進してきた。マップ作成は、3年をかけて行われてきた推進期間の最終年としての活動となる。今回マップを作成することで、参加者にとって関心ある活動や、身近な会場を可視化するねらいだ。さらに、情報の一元化・共有化、活動場所の未設置地域を把握し、増設する目的などもある。
瀬谷区のシニアクラブ連合会理事を務め、友愛活動委員長としてマップ作成を担当した澁谷修さんは、完成したマップについて「カラーできれいにまとまっている」と仕上がりには満足した様子。「各地区にはどんなサロンがあるのかを知ってもらい、近くにあるなら行ってみようと思ってもらえれば」と期待を寄せた。一方、マップだけで参加者がどれくらい増えるか読めない部分もあるとし、引き続き呼びかけを行っていくとしている。
現在、同会では他地区の作成を進めており、市では165地区が作成中だという。マップは市内18区のモデル地区などで順次配布されるほか、市老連のホームページ【URL】http://yokorouren.com/で確認することができる。
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