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瀬谷区版 公開:2017年2月16日 エリアトップへ

2月26日に「福祉チャリティー春のおどり」を開催する瀬谷区民踊協会の会長を務める 小澤 茂さん 北新在住 88歳

公開:2017年2月16日

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民踊文化、次世代に

 ○…日本各地で生まれ、別の土地に伝えられては新しいかたちで連綿と受け継がれてきた「民踊」。その伝統を今に伝えるのが、横浜市の区単位では珍しいとされる瀬谷区民踊協会だ。会員や特別ゲストも含めて総勢およそ150人が出演する26日の催しの見どころは、「みんな一生懸命」だという点。技の巧拙に関係なく、「とにかく全員が張り切って演技します。そこを感じてもらえれば」と、演者一人ひとりの情熱に注目して欲しいと願う。

 ○…自身で13代目になるという一家に生まれ、瀬谷で生まれ育つ。主に農業を営んでいた生活が一変したのが、1991年の県議会選挙への出馬と初当選。想像もしていなかったという政治の道に最初こそ戸惑いもあったが、「誠実」を信条に3期12年を精力的に務めあげた。来年には90歳になる現在も、同協会長に加え、瀬谷区の卓球協会と体育協会の会長と顧問をそれぞれ務めており、まだまだ現役。最近は、生まれたばかりの曾孫に会える日を楽しみにしているそう。

 ○…たくましい風貌からは想像しにくいが、活け花を学んで約60年、新未生(しんみしょう)流華道の教授という肩書を持つ。品性を身につけるようにと、父親に勧められて習い始めた。「男は私だけで。正座で足がしびれて立てなくなって、女子生徒に笑われたりしたな」。それでも不思議と、その魅力に惹かれた。何も無い空間に花を生け、「無」から「有」を生み出す過程に醍醐味を感じた。今は近所の集会所を会場に、月2〜3回ほど指導にあたっている。

 ○…会長を任されて、7年目。年齢もあって自ら踊ることはないが、瀬谷区独自の民踊をつくることが1つの夢だという。そのためには、より多くの人に関心を持ってもらう必要があると考えている。「特に若い方々。民踊に少しでも興味を持って欲しい」―。伝統芸能を次世代に継承するために、これからも邁進していく。

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