2020年から小学校で始まる見通しのプログラミング教育に向け、子どもたちに最新テクノロジーに親しんでもらおうと、区民有志が「せやっこテックフェア」を4月2日(日)に瀬谷公会堂で開く。プログラミングに挑戦するワークショップやロボットコンテスト、電子工作など「楽しむこと」を重視したイベント。実行委員長の西本尚五さんは「多くの子どもにテクノロジーを好きになって欲しい」と期待する。
プログラミング教育に向け
プログラミング教育では、コンピューターに意図した処理を行うよう指示する「プログラム」の仕組みや作り方などを学ぶ。また学習を通じて、どの職業に就いても必要とされる論理的思考や問題解決能力を育むことを目的としている。インターネットビジネスの急速な発展や、IT関連の人材確保などを背景に検討されているもので、2020年から小学校で必修化される見通し。
「プログラミングは難しいと思われがち。必修化される前に、少しでもアレルギーが無くなれば」と西本さん。プログラミングスクールを市内で開いていることもあって、その醍醐味を子どもに伝えたいと考えている。三ツ境小学校のPTA会長を務めており、同校で開いたプログラミング講座は、約30人の定員枠がすぐに埋まったという。「関心を持っている人は多いけれど、触れる機会は少ない」――。今年2月、PTA副会長やスクール経営で知り合った区民らと実行委員会を組織し、小・中学生とその保護者を対象に、最新技術を楽しめるフェアを開催することを決めた。
工作体験や展示も
ワークショップ(受付は終了済み)では、誰でも操作できるというソフト「Scratch(スクラッチ)」などを用いて、キャラクターを操るゲームをつくる。既に定員は埋まっているが、作業やゲームの様子を見学できるという。体験ブースでは、LEDで光るストラップや指輪づくり、特殊なシートを使う「ダイヤモンドスコープ」制作などに取り組む。さらに、スマートフォンと連動した最新玩具の展示、ロボット製作に詳しくない人が参加するコンテスト「ヘボコン」も予定されている。
時間は午前11時から午後4時。入場無料だが、費用がかかるブースもあるとのこと。ヘボコンへの申し込みは専用ホームページ(せやっこテックフェア2017で検索)で受け付ける。詳細はHP、または045・594・9460(平日の午前10時〜午後5時)。
「プログラミングやロボットの楽しさが分かるはず。ぜひ、多くの人に来場してもらえれば」と西本さん。さらに、フェアを通じて瀬谷区のアピールもしたいと言い、「最先端のイベントを開くことで、瀬谷区のイメージアップにつながれば」と話す。
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