「演奏会の話を聞いたときは、思わず『えっ』と声が出てしまいました」。横浜隼人中学・高等学校ギター部、部長を務める伊勢あづささん(高校3年)は、笑いながら発表時を振り返る。
同部は現在、5月3日(水)に瀬谷公会堂で行われる「第1回演奏会」に向け、日々練習に励む。学外での演奏会は初。例年、同部が演奏を披露する場は文化祭と、文化部5団体による合同演奏会「響宴」の2回だった。今年1月の「響宴」終了後、顧問の三嶽浩二教諭が「5、6月頃、ギター部で初の単独演奏会をしますので、皆様お越しください」と一言。その場で開催を知った部員たちは驚いたという。「他の部に比べ舞台慣れしていない面もあり、以前から考えていた。部員たちを見ていて、良い演奏をやれている今が良いのではと思った」と三嶽教諭。周囲の後押しもあり、演奏会を決意した。
全体の構成は主に高校3年生が担当。クラシックギターはジブリアニメの曲など、アコースティックギターはJ―POPを中心に1部12曲、2部13曲を披露する。曲間にMCを入れ、メリハリを出す工夫も考えた。
練習予定表を作成したが、配布が遅れ予定が共有できないことも。「後輩と衝突することもあったが、意見を言ってくれることがありがたい」と伊勢部長。試行錯誤しながら、本番に向け最終調整を行う。
部員31人全員で演奏する、いきものがかりの「ありがとう」が見どころ。「支えてくれた人たちに感謝を伝えたい」。3年生はこの演奏会で引退する。伊勢部長は、「緊張も楽しみたい。これから先も思い出に残るような演奏会にできれば」と笑顔で意気込んだ。
当日は午後2時開場、2時30分開演。無料。誰でも入場可となっている。
瀬谷区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|