市政報告 小さな声を聴く力、声をカタチに! 29年度予算 消防局審査報告 横浜市会議員 かのう重雄
■脳卒中などに対応した救急搬送を提案
脳卒中などの脳血管疾患は、後遺症が残り寝たきりとなる事の多い病気です。 平成17年、脳血管疾患の脳梗塞に有効であるt―PA(血栓を溶かす)治療薬が、国で認可されました。
認可後、私はt―PA治療を含む、脳血管疾患の救急搬送を横浜市に提案。
市は、平成21年4月から脳血管疾患の救急医療体制を開始、全国初の治療実績の公表も実現。
今回の質問では、公表の更なる拡大を訴えました。
■病院にある救急車の活用を提案
横浜市の救急出動件数は、増加傾向にあり、その軽減策として年間約1万件にもなる病院間の転院搬送を、民間病院が所有する「病院救急車」にご協力を頂き、「地域包括ケアシステムの救急搬送に、病院の救急車を活用すべき」と提案。
横浜市は、「他の自治体事例も研究して本市の救急搬送の仕組みを、関係局・医療関係団体・機関などの協力を頂き検討していく」と回答しました。
■初期消火体制の充実を提案
区内で発生した火災を、住民が初期消火器具を使い延焼を防いだ事例を紹介。 その上で、初期消火器具消火箱の点検・活用などについて質問しました。
また、日頃の維持管理と取扱い訓練の重要性、操作が簡単なスタンドパイプ式消火器具等の推進で、地域の初期消火体制充実と防災力の向上を訴えました。
○かまくら道の安全対策を推進
三ツ境小入口交差点から原店バス停交差点までは、道幅が狭く道路上に電柱もあるため、交通事故が心配とのご相談を頂きました。
そこで、平成19年3月、電柱移設などの要望書を市に提出。また、住民の強い働き掛けもあり、今年度の瀬谷区事業に「かまくら道歩行者通行帯整備事業費」が計上されました。
今後は、電柱の移設など安全対策が更に進みます。
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